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皮膚の7つの役割・皮膚の構造と各部位の働き

皮膚って単なる薄い皮だと思ってるあなた。
皮膚にはどれだけの役割があると思ってるの?

 

皮膚の持つ7つの役割や、皮膚の構造と各部位の働きについて説明するわね。

 

皮膚の役割

皮膚は一般的な成人で面積が約1.6u、皮下組織を含まない重さは体重の約16%と言われているの。

 

1.6uって言うとだいたい畳1枚分の広さになるわ。
重さは、体重50kgの人だとその16%だから8kgにもなる計算よ。

 

これだけの大きさ・重さの臓器は他にないから、まさに皮膚は人体最大の臓器だって言えるわけね。

 

「臓器」って言うと少し違和感があるかも分からないけど、皮膚は単に体の表面を覆っている薄い皮っていうだけじゃなくて、人の体にとって様々な役割を担っている立派な臓器なの。

 

これから皮膚が担っている7つの役割について説明していくわね。

 

保護作用

皮膚には紫外線やウイルス・細菌など外界の刺激から体を守る対外的な保護作用があるの。

 

保護作用にはウイルスなどを体の中に入れないようにする物理的な保護作用と、紫外線を浴びるとメラニンを作って肌に日焼けを起こすというような生体反応としての保護作用などがあるわ。

 

また外部から圧力がかかった時には、弾力のある真皮のコラーゲン線維やエラスチン線維、皮下組織の皮下脂肪がスポンジのような役割をしてショックをやわらげてるのよ。

 

他にも皮膚内部の水分などが外部に出ていくのを防ぐ働きも、皮膚の保護作用の重要な役割のひとつね。

 

呼吸作用

人間は呼吸をして体の中に酸素を取り入れ、炭酸ガスを排出して生命を維持してるわ。

 

これは誰でも知ってることだわね。

 

呼吸はそのほとんどが肺による肺呼吸でまかなわれてるんだけど、ごくわずかながら皮膚も呼吸をしているのよ。

 

肺呼吸と比べると酸素を取り入れる量は180分の1程度、炭酸ガスを排出する量は220分の1程度になるわ。

 

分泌排泄作用

皮膚の分泌作用には汗腺からの汗の分泌作用と、皮脂腺からの皮脂の分泌作用のふたつがあるの。

 

皮脂は汗と一緒に皮膚の表面を覆う皮脂膜を形成して、皮膚の乾燥を防ぐ働きをしているわ。

 

汗は体温調節の働きや、不要な水分・老廃物を体外に排泄するという働きをしているのよ。

 

体温調節作用

上記のとおり汗が蒸発することで皮膚は体温を下げる働きをしているわ。

 

それだけじゃなく、皮膚は熱を通しにくくなっていて、体温が外に逃げないようにして体温を一定に保つ役割を果たしているのよ。

 

吸収作用

皮膚には上述した保護作用があるから、基本的には皮膚から何かを吸収することはないの。

 

でも条件によっては皮膚から「浸透」することもあるし、毛穴の中の毛包の皮脂腺から吸収されるものもあるわ。

 

もし皮膚からなにも吸収されないなら化粧品の意味なんてなくなっちゃうものね。

 

一般に分子量が小さくて油溶性の物質は吸収されやすいのよ。

 

知覚作用

皮膚には5つの知覚作用があるわ。

  • 冷覚:冷たい感じ
  • 温覚:温かい感じ
  • 痛覚:痛み
  • 触覚:触った感じ
  • 圧覚:押された感じ

こうした感覚を最初にキャッチするのが皮膚の役割なのよ。

 

このうち一番敏感なのは「痛覚」。

 

体にとって痛みを伴うものって危険なものが多いから、痛覚が一番敏感なのは当然よね。

 

表現作用

怖いことが起こると顔が青ざめるわよね。

 

逆に恥ずかしい思いをしたり、大好きな人に会ったりしたときには顔が赤くなるわ。

 

こうした顔色の変化は、皮膚の中の毛細血管の収縮・弛緩によるものよ。

 

上記の皮膚の知覚作用が外的・物理的な刺激による皮膚の反応だとしたら、皮膚の表現作用は精神状態が皮膚の状態に現れる皮膚の内的反応だと言えるわね。

皮膚の構造と各部位の役割

皮膚は触れることができる外側から順に、

  • 表皮
  • 真皮
  • 皮下組織

の3層に大きく分けられるの。

 

3層のそれぞれに役割があるのよ。

 

表皮の役割

皮膚の一番外側の表皮はさらに外側から順に、

  • 角層
  • 顆粒層
  • 有棘層
  • 基底層

の4つの層に分けられるわ。

 

角層の表面は皮脂と汗が混じり合ってできた「皮脂膜」が覆っていて、外部の刺激から皮膚内部を守る役割や、皮膚内部の水分を蒸散させないようにして皮膚のうるおいを守る働きをしているの。

 

角層には10〜20層からなる「角層細胞」が存在し、角層細胞の隙間をラメラ構造を持った「細胞間脂質」がぎっしりと埋めているのよ。

 

また水分を保持するNMF(天然保湿因子)も角層内に存在しているわ。

 

「角層細胞」、「細胞間脂質」、「NMF(天然保湿因子)」、「皮脂膜」などが肌を内外から守る働きのことを「肌のバリア機能」と呼んでいるのよ。

 

表皮の一番深いところにある基底層には基底細胞があり、これが細胞分裂して新しい細胞が生まれるの。

 

新しく生まれた細胞は順に有棘層、顆粒層、角層へと押し上げられ、最後は垢となって皮膚表面からはがれ落ちていくのよ。

 

基底層で生まれた細胞が垢となってはがれ落ちるまでの細胞の生まれ変わりのことを「ターンオーバー」と呼んでいるわ。

 

そしてこの「ターンオーバー」にかかる日数は約28日間なの。
ターンオーバーは約28日が理想的だとされるのはそういうことなのよ。

 

真皮の役割

真皮の7割を占めているのが「コラーゲン線維」よ。

 

「コラーゲン線維」が網目状に真皮内を走り、そのところどころをつなぎとめているのが「エラスチン線維」なの。

 

コラーゲンにせよエラスチンにせよ、美容に関心のある女子には聞きなれた名前よね。

 

このコラーゲン線維とエラスチン線維の間を満たすゼリー状の物質が「ヒアルロン酸」を主成分とする「基質」と呼ばれるものよ。

 

コラーゲン線維やエラスチン線維は弾力があり、ゼリー状の基質と併せて肌にハリや弾力をもたらす役割をしているの。

 

皮下組織の役割

皮下組織のほとんどはいわゆる「皮下脂肪」よ。

 

皮下脂肪っていうと悪者のイメージがあるかも知れないけど、皮膚の保護作用のところで書いたように、外部の力から体を守るクッションとしての働きをしているわ。

 

また人が活動するために必要なエネルギーを貯めておくのも皮下脂肪の役割なのよ。